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梨のある原風景をこれからも

私たちについて

千葉県白井市の梨農家です。
明治時代から続く農家として水稲や野菜など様々な農作物を栽培していましたが、1950年代から梨づくりをはじめ、現在では梨専業農家として約2ha(20,000m²)の果樹園を構えています。
1970年代後半に店舗を開設、当時まだ珍しかった産直に注力します。現在は市内で一番歴史のある梨直売店です。
現在では主に4品種の梨をお客様に直接販売しています。
またギフトとしてのご利用も多く、当園から発送した梨を全国各地の皆様にご賞味頂いております。

『千葉なし味自慢コンテスト』で入賞いたしました(2023年「千葉県果樹園芸組合連合会長賞」、2024年「イオンリテール株式会社イオン津田沼店長賞」)

梨づくり一年間の流れ

「梨農家は収穫期以外は何をしてるの?」と尋ねられますが、じつは一年中仕事があります。私たち梨生産者は夏に良質な梨を収穫するため、一年を通して梨の木と向い合い、様々な作業をしています。

  • 梨の生育は気候によって変化し、表より10日程度前後する場合があります
梨の年間栽培スケジュール。1月から3月にかけて剪定・誘引を行います。4月に交配(受粉)、4月から5月にかけてネット張りを行います。5月に摘果を行います。6月から7月にかけて袋掛けを行い、7月に玉決めを行います。8月から10月にかけて収穫・販売を行います。11月から12月にかけて施肥を行います。12月から翌3月にかけて剪定・誘引を行います。
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春の仕事

4月上旬 交配・受粉

  • 花を果実にする作業

    梨の花(雌しべ)に花粉をつける作業です。梨は同じ品種同士の花粉では受精・結実しない性質をもっているため、他品種の花粉をつけてやる必要があります。

    梨の花はソメイヨシノの満開頃から咲き始めます。
  • 形を整えるための技術

    5本ある雌しべの先端(柱頭)に全部に花粉をつけることで、種がまんべんなくできて、かたちのきれいな果実になります。

    結実させたい位置の花梵天で花粉をつけます。
  • 自然と人の手

    ミツバチや風も花粉を運んでくれますが、自然任せだと成りにムラが出たり、変形果が増えたりして、ばらつきの出てしまうのが否めません。雌しべの柱頭に人の手で丁寧に花粉をつければ、より確実に、かたちがきれいな果実を成らせることができます。

4月下旬 ネット張り

  • 梨を守るための設備

    花が咲き終わり交配が一段落すると園全体を覆うネットを展開します。正式名称を「多目的防災網」といって、読んで字のごとく多くの災害から梨の実を守るネットです。

    蚊帳のように園の天井から外周を覆います。
  • 外敵から守る

    細かい網目のため、強風を軽減し、降雹を防ぎ、園内への害鳥・害虫・害獣の侵入を遮ります。ネットは梨の収穫後(10月中下旬)に収納します。

    果実以外の新芽の被害も防ぎます。

初夏の仕事

5月上旬〜6月上旬 摘果

  • 実を減らす仕事

    交配で結実した果実を適切な数に減らす作業です。かたちが良く大きいもの、軸が長くしっかりしたものを残し、変形した果実や虫害のあるものはハサミで落とします。

    複数個の果実の中から1個に減らします。
  • 甘さをつくる工程

    梨は葉っぱ約30枚で1個の果実を養うことができます。なので数が成っていればよいというものではありません。摘果をすれば養分の分散がおこらず、残された果実により多く集まるため、甘くて大きな梨の実ができあがります。

  • 二段階の作業

    園全体を周っておこない、一周目に大まかにおこなう摘果を「予備摘果」、二周目に精度を高めておこなう摘果を「本摘果」といいます。

    摘果は人海戦術!パートさんの力が不可欠です。

6月中旬〜下旬 袋掛け

  • 表面を守る

    果皮が傷つきやすかったり、シミができやすい品種には、専用の袋を掛けて表面を保護します。当園では”かおり”と”新高”の袋掛けをします。

    袋かけした“かおり” 育つと袋が自然に破けます。

夏前の
仕上げ

7月上旬〜中旬 玉決め

  • 最終調整

    最終的に残す果実を決める仕上げ作業です。もう一度園内をチェックし、摘果忘れを確認しながら、病気に感染したものや虫の被害を受けたものなどを間引いて、残す果実を選抜します。

    急成長して割れてしまう果実も取り除きます。

夏の収穫

8月上旬〜10月上旬 収穫・販売

  • いよいよ収穫

    いよいよ手塩にかけてきた果実の収穫です。家族とスタッフが一丸となって日の出から収穫し、開店前から選果、午後には箱詰めし、夜までに出荷を終えます。

    収穫した梨はコンテナに入れて店で選果します。
    選果後にパック・箱詰めし、お客様の元へ発送します。
  • 品種と楽しみ方

    当園では主に、“幸水”、“豊水”、“かおり”、“あきづき”の順番で採り、直売店で販売しています。どの梨にもそれぞれの個性がありファンがいます。

    店頭ではリーズナブルな袋売りがありますので、ぜひ食べ比べしてみてください。

    また店頭では上記以外の珍しい品種も少しですが取り揃えています。

秋冬の仕事

11月下旬〜12月上旬 土づくり・施肥

  • 次の年のための準備

    収穫が終わっても梨の作業は続きます。先ず4月に展開したネットを収納し、古い木の抜根、梨園周りの草や生け垣刈りなどをおこないます。

  • 土をつくる

    それら細々した仕事が一段落したところで堆肥や肥料を園に施します。当園では自家製の馬糞堆肥と有機質肥料を中心にあたえており、これらは土で数ヶ月かけてゆっくりと分解されます。そのため土壌改良効果や肥料成分を翌春効かせるためには、前年のうちに施肥しなければなりません。

    馬ふんや籾殻などを混ぜ合わせた完熟堆肥です。
  • 作業の効率化

    昔は人力で堆肥や肥料を撒いていましたが、今はマニアスプレッダーやブロードキャスターといった機械を使って効率的に散布します。

    堆肥を散布する器具です。堆肥を載せてトラクターでけん引すると均一に散布できます。

12月下旬〜3月下旬 剪定・誘引

  • 枝を整える

    春~夏に伸びた枝をハサミやノコギリなどで切り、適正な量と長さに調整する作業が剪定です。剪定で切った枝を紐で縛り梨棚に固定する作業が誘引です。

    剪定前はその年伸びた枝が立ち上がっています。
  • 長い冬の仕事

    全ての木の剪定・誘引をおこなう約4ヶ月の長丁場になります。肩や腕に負担のかかる仕事なので、お彼岸をゴールに設定し、上手に休みを取りながら計画的に作業を進めていきます。

    余分な枝がなくなり、必要な枝が棚に誘引されます。
  • 次の春へ

    3月末には蕾が膨らみ、4月からはまた交配作業です。

MEDIA

メディア実績
<新聞・雑誌・web媒体など>

  • 日本農業新聞 ちば版(2009年7月2日)「期待の担い手」
  • 現代農業(2011年5月号)「31歳後継者 ナシづくりを学ぶ話(上)」(寄稿)
  • 現代農業(2011年7月号)「31歳後継者 ナシづくりを学ぶ話(下)」(寄稿)
  • 日本農業新聞 ちば版(2011年12月30日)「若手向けに梨剪定を講習」
  • 日本農業新聞 ちば版(2012年5月18日)「開こう地域」
  • 技術と普及(2012年8月号)特集1「後継者の育成と普及の支援」
  • 広報しろい(2016年1月1日号) 「新春座談会」
  • 地域新聞 千葉ニュータウン版(2016年7月29日号)
  • ほくそう(2017年夏号)「ほくそう×果実のチカラ」
  • 毎日新聞 首都圏版(2017年8月21日)「産直この逸品」
  • 鎌ケ谷・船橋あたり(2017年8-9号)「梨園をめぐってみよう」
  • 広報しろい(2018年1月1日号)巻頭ページ「みんな笑顔ですてきな1年に」
  • 日本農業新聞 首都ワイド版(2018年3月3日)「梨接ぎ木 収穫まで期間短縮」
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